後付で箱モノ先ありきで予算化された「国立メディア芸術総合センター(仮称)」。
川端達夫文部科学相は10月17日未明の記者会見で漫画などを収集、展示する「国立メディア芸術総合センター(仮称)」を建設するかどうかについて「(関係者の)言い分はしっかりと聞いた上で結論を出したいが、方向は見えている」と中止する方針を表明した。
川端達夫文部科学相によれば「(施設の)中身の詳細がほとんど決まっていないのに建設計画が突然出てきて、これはおかしいと民主党は主張してきた」ということだ。
「国立メディア芸術総合センター(仮称)」は、具体的な展示内容などがほぼ白紙のまま整備費117億円が計上。
今年の8月下旬、有識者による設立準備委員会が具体的な事業内容などを盛り込んだセンターの基本計画を策定し、所管する文化庁は本年度中の着工、平成23年度中の開館を目指していたのだが・・・
単なる漫画喫茶なら国がやらなくてもできるよ!・・・という感じのニュースが!
明治大学は10月22日、漫画やアニメ、ゲームを収集、展示する「東京国際マンガ図書館」(仮称)を2014年度に東京都千代田区の駿河台キャンパスに開設すると発表した。
収蔵作品数は世界最大級の200万点とする予定。
海外の評価が高い日本の現代文化の研究基盤づくりを目指し、一般利用も可能にする。
明治大学は「貴重な資料の保存という機能を担いたい」としており、国立施設に代わる図書館として注目を集めそうだ。 施設は大学付属の中学、高校の旧校舎を改修する予定で、閲覧室やシアターを設置。単行本や関連書籍、漫画の原画やアニメのセル画、家庭用ゲーム機とソフト、キャラクター商品などを幅広く収蔵する予定。
今年の8月に「何かアイデアありませんか?」と公募するくらい、詳細が決まってなかった箱モノありきの「国立メディア芸術総合センター(仮称)」は中止の方向ですが、明治大学が掲げた「東京国際マンガ図書館」とはちょいと違う。
何故なら、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」はアニメや漫画はさることながら、映像ということで映画なども含まれており、公開の場であり、調査研究、研修や教育ということもふくめれていたのだから。
しかし、メディアということでは、ハイパーマルチクリエーターの高城剛ではないが、幅広いのだ。
こういう幅広そうなメディアというものを扱うのであれば、フェィズ、ステップとして段階的に構築することが最良だと思う。
国立メディア芸術総合センターの開設は、年に一度開催する文化庁メディア芸術祭が発端である。
文化庁メディア芸術祭において成果ありとし、「メディア芸術の国際的な拠点の整備について(報告)」から、通年観れる場所を作りたいから企画が進む。
そう、単純に言ってしまえば、メディアを公開する場所を作り、JAniCAと制作会社などを人材事業に関わらせ、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」内でアニメーターのOJTをすることで人材育成というものを成し得ようとしたところで、もう8月過ぎてしまったという感じです。
そこに、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」などを保存する場所でもあるとくれば、それでは、どのような作品が対象なのか?ということもでてくるわけですし、広すぎる。
文化庁メディア芸術祭の受賞作品のみなら、理解しやすいですが・・・・
大風呂敷きを広げてどうしようかと詳細が煮詰まらず、建設費用だけはとりあえず予算化しようとしたものに比べて、明治大学は漫画に特化し収集、閲覧が主なる事業でありわかりやすい。
しかも、詳細を煮詰めるにせよ、漫画から協議すればよいので、メディアという範囲の広い有識者から話をきくこともなかろう。
「国立メディア芸術総合センター(仮称)」が中止になる理由は、なんだかよくわからない、詳細を説明できないことである。
大筋の企画は悪いということでもないのだが、とりあえず箱モノ作るから117億円予算化するというのでは、簡保の宿みたいになってしまうのでは?と懸念せざろうえない。
別に、 明治大学が世界最大級の「東京国際マンガ図書館」を開設するということを持ち上げるつもりはないが、発表するにはタイムリーであると感じます。
なにせ、漫画喫茶と揶揄された「国立メディア芸術総合センター(仮称)」は中止する方向なのですから・・・・
明治大学については、「東京国際マンガ図書館」の開設ということで、経営不振にならないでねと願うばかりです。
本業は学校ですから。
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