2009年11月30日、内外タイムス社が自己破産申請を行い、創刊60年の歴史に幕が下ろされた。「内外タイムス」は9月に「リアルスポーツ」と紙名を変更し、新たなスタートを切ったばかりだったのだが・・・
内外タイムスと言うと、風俗店などの広告でビッシリ埋まっており、風俗店情報紙という印象が深い。
要は、内外タイムスの最大スポンサーは風俗店ということ。
公称は実販50万部(1部販売価格は130円)で広告をとり、一時は月1億円以上広告収入があったそうだが、実際は刷部数は3万部で、実販は返品が9割という日もあり、売れて1万部、通常は4,000、5,000部の世界。
内外タイムスの場合は、経営陣が化粧品販売、競馬予想、不動産を主体としている南原貴裕(29)がオーナーになり、「リアルスポーツ」と紙名を変更して再 スタートしたが、 南原貴裕が代表取締役を務める東京都新宿区の化粧品販売会社「イエス・オーケー」(旧ラバンナ)で輸入販売していた「NOATOクリーム」にステロイドが 検出され、薬事法違反の容疑で逮捕されたことにより、「リアルスポーツ」の新たなスポンサーも付くことなく、倒産になった。
業種 新聞発行
所在地 東京都江東区東雲2-3-14
設立 昭和47年3月
創業 昭和24年6月
従業員 50名
代表者 重森 弘充
資本金 4億8,000万円
負債総額 26億7,700万円内外
特 別情報東京版No.11386(H17.10.18)で既報の当社は、平成21年11月30日に東京地裁へ破産手続開始を申し立て、同日開始決定を受け た。申立代理人は、山口 英資弁護士(東京豊島区池袋2-45-2、TEL 03-3982-0707)。負債総額は債権者数は195名に対し26億7,700万円内外。
倒産までの経緯は日刊サイゾーの記事(【緊急対談】内外タイムス倒産の内幕「オーナーの逮捕が決定打だった......」)を参照ください。
さて、公称部数というのは内外タイムス(リアルスポーツ)だけではなく、一般に公開された部数という意味であり、実売部数とことなることが多い。
公称部数は実売部数の3倍というのが一般的ということも見聞きすることもあるが、出版社によって異なるだろう。
おいおい!そんな公称部数なら広告主に対して虚偽だろ!?と広告主なら感じるはず。
そういうクレームもあり社団法人 日本雑誌協会は会員社に対して年間平均印刷部数を公表するようになりました。
昔、私はある団体で働いたことがあり、会報誌の企画・製作に携わったことがあります。
その団体は会員を募り、バブル期には数万会員加入があり、機関誌も数万部+アルファ印刷していたのですが、その後会員数が激減となっても、広告主に対する公称は数万会員のまま、つまり、公称部数数万部のままで説明をしていたことを思い出します。
私が会報誌に携わっていたのは2000年から2005年くらいまで。
そして、これからはネットの時代と感じたのもその当時であり、団体のホームページを開設しました。
「リアルスポーツ」だけでなく、紙媒体が主の新聞各社がネット配信することは必要であると思っていましたが、リアルスポーツが廃業しても、リアルスポーツがリアルライブというサイト名変更し継続するのは興味深いです。
雑誌に限らず、新聞紙も低迷しており、広告主である企業なども経費削減で人件費、広告費などを削減している現状では、公称部数をいかに増やそうが、意味をなさない。
広告収入をえるべく、9万部返品されようが10万部印刷することに、そろそろ違和感をもたないとならないだろうと思うのだが・・・・
バブル期のように、広告主が「よきにはからえ」ならまだしも、広告主である企業そのものが切迫している状況では、費用対効果をより考えるわけで、公称50万部だろうが、印刷部数10万部だろうが、効果なければ、広告費を値下げ要求が打ち切りである。
なにせ、購入する人達は公称部数が多い、少ないではなく、記事内容なのだ。
それを考えると、リアルスポーツ(内外タイムス)に求められていたのは、風俗、ギャンブル、格闘技と芸能ゴシップ。
芸能ゴシップなどは、「その情報はどうせ内外タイムズだろ!」と揶揄されようが、意外と楽しめましたよ。
"エロ"+"ゴシップ"+"ギャンブル"+"格闘技"
そして、何か裏社会の匂いもするようなコアネタという記事に魅力がなくなってきたことも影響しているのではと感じました。
2003年には印刷費の未払いだけでも20億円の負債があったリアルスポーツ(内外タイムス)ですが、2009年12月15日に完全ネット化したリアルライブ(リアルスポーツ)が、どのようなコンテンツで挑むのか気になるところです。

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