2010年1月10日、天皇、皇后両陛下は、国技館(東京都墨田区)で大相撲初場所の初日を観戦されました。
天皇、皇后両陛下の大相撲ご観戦は、2007年の初場所以来で3年ぶりとなります。
天皇、皇后両陛下は、日本相撲協会の理事ら親方衆が出迎える中、国技館にご入場され、中入り後の取組を計十番を観戦されました。
3年ぶりとなる天覧相撲は熱戦となった。
天皇陛下は、結びの 白鵬 対 鶴竜戦 について、「最後の取組も力がこもっていましたね」と語られました。
皇后陛下も、貴賓席から身を乗り出すようにしながら盛んに拍手を送られていたのがあ印象的です。
天皇陛下の大相撲ご観戦は、昭和時代から慣例として定着していたが、ここ2年間は暴行事件や大麻事件など角界不祥事が相次いだため、日本相撲協会が両陛下をお招きするのを控えていたのだ。
たびたび朝青龍の行動や作法が日本の相撲伝統として不適切と指摘されることもあるが、今後は、最低限不祥事ということがないように願うばかりです。
日本の相撲。
日本相撲の伝統を守るということは、それを引き継ぐ若手の成長が不可欠である。
1月10日、日本相撲協会は今場所の新弟子検査合格者10人を発表。
九州情報大4年でモンゴル出身のブヤンジャルガル・バットトグス(立浪部屋)や金沢工高相撲部で、2009年夏のインターハイ3位の斉心大明(千賀ノ浦部屋)ら体格基準(173cm、75kg以上)をクリアした10人が内臓検査もパスした。
合格者は場所3日目(1月12日)から前相撲を取る。
(モンゴル出身のブヤンジャルガル・バットトグスは、興行ビザ取得後の春場所が初土俵となる)
新弟子検査合格者は次の通り。
- 小池友弥(18)新潟県上越市出身、立浪部屋、182cm、119kg。
- ブヤンジャルガル・バットトグス(22)モンゴル・ウランバートル出身、立浪部屋、187cm、118kg。
- 吉戸義大(18)名古屋市天白区出身、立浪部屋、173cm、82kg。
- 山本大義(18)和歌山県御坊市出身、九重部屋、182cm、114kg。
- 斎藤成樹(16)群馬県千代田町出身、貴乃花部屋、178cm、112kg。
- 佐々木大輔(18)秋田県大館市出身、木瀬部屋、180cm、138kg。
- 柴原和紀(20)三重県志摩市出身、木瀬部屋、178cm、134kg。
- 長谷川幸平(17)神奈川県川崎市出身、春日山部屋、179cm、82kg。
- 斉心大明(18)金沢市出身、千賀ノ浦部屋、179cm、143kg。
- 南聖也(18)兵庫県南あわじ市出身、伊勢ケ浜部屋、173cm、124kg。
新弟子検査合格おめでとうございます。
これからの活躍を願います。
さて、2010年、日本相撲協会の理事は、1期2年の任期満了に伴う役員改選となる。
大相撲には現在53の部屋があり、その中には一門という大きな区切りがあり、現在5つある。
2年ごとに行われる日本相撲協会の役員選挙は一門ごとに推薦を決めるほか、一部の年寄株や行司の名跡にも、襲名制限があるのだ。
- 出羽海一門
- 二所ノ関一門
- 高砂一門
- 時津風一門
- 立浪一門
日本相撲協会の理事は、1968年から立候補制となり、2年に1度、初場所後に改選されることになった。
年寄(親方)に行司代表、力士代表を加えた評議員(現在は109人)の投票で決まり、定数10(外部理事除く)。立候補に推薦人は必要ない。
理事長は理事の互選で選ぶ。
以前は五つの一門から2人ずつ出して無投票で決まっていたが、年寄名跡制度の改革問題などで協会内が割れた1998年に初めて候補者が定数を超えて投票となったこともある。(以来、3期連続投票)
2004年からは各一門が評議員の数に応じた人数の候補者を立て、無投票になっていた。
貴乃花部屋(旧・二子山部屋)が属するのは、二所ノ関一門。
2010年の役員改選に際し、二所ノ関一門内では放駒(元大関魁傑)、二所ノ関(元関脇金剛)、鳴戸(元横綱隆の里)の3親方を推す声が強いが、貴乃花親方は会合を途中退席し、報道陣に「(一門会では)改めて『立候補させていただきます。お世話になりました』と話しました」と述べ、一門から離脱して立候補する意向を表明した。
【貴乃花親方の主張】
理事選出馬のため二所一門から離れることになりました。当初一門を出るつもりは全くありませんでした。出るような問題ではないと思っていたのが正直な気持ちです。
こ の日の一門会で、親方衆に「(相撲)協会員の生活の充実と地位向上を図り、今まで以上に国技大相撲が世の中の皆さんに認められるように努力していきたいで す」と訴えました。賛同してくださる方もいましたが、立候補している4人を3人に絞るのは難しかった。多数決で決めようという意見も出ました。ただ、それ では私を応援してくださる方とそうでない方との間でしこりが残ることが考えられた。
そこで私が一門を出ることが迷惑を掛けない最善の方法と 思いました。このような決断を下さざるを得なかったことは非常に残念でなりません。 周りからは、数年(出馬を)待てば一門の代表で理事になれるのに、と も言われましたが、従来通りのやり方で理事になっても、過去の手法をなぞるだけで新しいことができない恐れがあります。今は相撲界だけでなく世の中が大き く変わろうとしている変革期です。若い親方や中堅の親方が現状に危機感を抱いている時に、自分が動かなくてどうするんだという強い思いが私を突き動かしま した。
協会の裏方さん(呼び出しや床山など)の中には、20年以上働いても大卒の初任給にも満たない給料の人がいます。しかし、大相撲が国 技と呼ばれ長い歴史を誇れるのはそうした裏方さんの支えがあったから。協会がより良くなっていくためには力士、親方など表に出る者だけでなく、そうした人 たちの待遇改善も重要だと思っています。結果がどうなるか分かりませんが、これからも相撲協会の発展のために全力を尽くしたいと思っています。(貴乃花 光司)
1月3日、二所ノ関一門は、東京・国技館で会合を開き、貴乃花親方を含む4人の候補者を3人に絞り込む話し合いを行ったが、不調に終わったのだ。
貴乃花親方が二所ノ関一門から離脱と理事に立候補を表明したことにより、二所ノ関一門内の問題だけではなく、他の一門に対しても波紋が及びそうです。
日本相撲協会の役員改選の日程は2月1日。
日本相撲協会の役員選挙は一門ごとに推薦することが慣習となっており、各一門に対して何名の理事を割り当てるかも内々的には決まっている。
それだからこそ、各一門は割り当て割れた役員定数に合わせ、一門内で立候補者を推薦し、無投票で役員に就くことをを良かれとする風潮があると。
貴乃花親方の理事に立候補を表明したことで、二所ノ関一門で元理事の間垣親方(元2代目若乃花)が、「あの状況でも一門を出て行くんだから、大した意志を持っている。ああ いう生き方は好きだ」と貴乃花親方支持に転じたようだ。(これまでは鳴戸親方(元横綱隆の里)を支持していたのだが)
1月9日、高砂一門と時津風一門が、東京・両国国技館内で一門会を開いた。
高砂一門と時津風一門は各一門1名(計2名)の立候補者を決めていたが、両一門が協力して3人目を擁立する動きが浮上。
時津風一門には貴乃花親方の支持者が数人存在しているのだが、一門の結束に縛られる可能性が出てきたのだ。
すでに高砂一門は現職の九重親方(元横綱千代の富士)、時津風一門は新顔の陸奥親方(元大関霧島)の立候補が決まっており、両一門の合計は29票。
他の一門への貸株を含めれば、30票を超える可能性もあるので当選ラインを10票とすれば「第3の男」の当選も可能というわけです。
この動きにより、立候補者が12人となる可能性もあり、各一門の縛りが厳しくなれば、貴乃花親方に対して逆風にもなりかねない状況。
二所ノ関一門は3名の立候補となれば議員票に余裕はない。
余裕がなければ、一門から離脱する貴乃花親方に票を投じないように結束を固めようとするのは必至だ。
貴乃花親方もそれは承知の離脱であり、二所ノ関一門内からの票だけを見込むわけではない。
そこで、票を得るべく他一門の貴乃花親方支持者を得ようと動くのだが、その腹積もりには、2~3人の貴乃花親方支持者がいると思われる時津風一門の動向が影響を与えることだろう。
時津風一門は18人の評議員がおり、1名の立候補者であったため、当選ラインを10票とすれば、8票は他の立候補者に投票しても一門には迷惑がかからないわけだが、高砂一門と時津風一門が結束し、3名立候補させるともなれば、一門推薦の親方を落選させないよう、組織に 締め付けが厳しくなるのは確実。
しかし、貴乃花親方も黙って動かないわけではなく、支持の親方衆が、票集めに奔走しているのだが、はたしてどうなることやら、こればかりは、2月1日の蓋を開けてみなければわからないといったところか!?
貴乃花親方は日本相撲協会を改革したい意欲が漲る!
改革というと壊し屋というか、伝統をぶち破るイメージもあるかもしれないし、サポーター制度などは、タニマチといわれる後援会からの脱皮も意味することで、二所ノ関一門からの離脱も突拍子ないとみられるかもしれません。
貴乃花親方は自身が経験してきた昔ながらの叩上げ教育を軸に若手を育ており、長らく在籍力士の全てが中卒の日本人力士のみであるという部屋の特徴もあり(現在では中卒の日本人力士以外も在籍しているが)、また、若い世代に大相撲をもっと認知してもらいたいということで、わんぱく相撲の子供たちが力士に胸を借りる交流の場も作りたいと積極的に行動しています。
また、力士給与の年俸制導入、地方巡業の共同宿舎化などの改革派であるが、日本相撲の伝統などを軽んじているということではなく、右膝半月板を損傷する大けがを追い、本来休場するべきところであったにも関わらず、出場し、優勝決定戦で武蔵丸を豪快な上手投げで破り、勝利を決めた直後の鬼の形相と奇跡的な優勝したときの横綱としての相撲を愛する心は忘れていないだろうと。
改革というのもは「無鉄砲」と批判されることもある。
とくに、慣習となっている各一門からの理事枠や一門からの推薦というものも、年功序列的なことがあるのは事実で、その慣習を悪しきとする前に、もう一つ補うものがあればと感じてしまう。
貴乃花親方が理事として推薦されるには、自身の横綱としての角界への貢献は申し分ないのだが、貴乃花部屋として考えたとき、かつて10人の幕内力士が所属した部屋の面影はなく、2009年11月場所に貴ノ岩が三段目で優勝決定戦を制して優勝したものの、関取不在では、指導者、親として物足りなさもあり、二所ノ関一門が推薦しようとする鳴戸部屋は、幕内力士がいるため、一概に閉鎖的で旧態依然としている選考であるとは言い難い側面もあるのではと思います。
だだし、貴乃花親方が一門を代表して出馬する角界の慣例に背き、無所属での強行出馬するというのは、いまだかつてないことであり、そのことを一番憂うのは貴乃花親方本人であり、それよりも、なさねばならぬこと!なみなみならぬ志!というものがあったこその決意だったのだろうと。
貴乃花親方の志は嫌いではない。
貴乃花親方が理事として選任されたとしても、様々のことは理事会で決議されるのだから、貴乃花親方のような"活きのよい"理事が一人ぐらいいてもいいじゃないかと感じてしまう今日この頃です。
だが、こういものは政治色というか、諸先輩がたへの人たらしも必要であり、実直な貴乃花親方は、ヘタだなとも思ってしまう。
結局、理事として就任したとしても、理事は1人ではないということを考えれば、二所ノ関一門内で自身を推薦させるようなことも一考だったのではないかと・・・・
それが無理だからということなのだろうが。
貴乃花親方が本当の意味で、自身の理想とする日本相撲協会の運営ということでは、始まったばかりであり、理事の互選により貴乃花親方が理事長に就任できたときこそ、改革が角界に浸透し実現できるのだろうと思います。
PS.
「スイーツ親方」第62代横綱・大乃国のことをフト思い出してしまいました。
いろんな親方がいるものだと・・・・

嘗て、貴乃花が卑劣な手段で武蔵丸を困惑させて負かし優勝した時、当時の小泉首相は何を狂ったか「痛みに耐えて良くやった、感動した!」と発言した。
膝を故障していた貴乃花は千秋楽の武蔵丸との一戦目を戦う意志を示さずあっさり負けて同率となり、優勝決定戦で様子を見ていた武蔵丸に突然襲いかかり勝ったのである。
国技の土俵上であからさまな卑怯がまかり通り、それを首相が賞賛したのは国辱であった。
この様な卑劣漢が理事に立候補するような相撲界が次々に道義的な問題を起こすのは当然の成り行きである。
しかも首相が横綱の人気に便乗し、国の正義観を攪乱したのである。
その悪影響は未だに国民性を阻害している。
今度はスタンドプレーか。各界をぶっ壊すつもりだな。
豊太さん コメントありがとうございます。